大切な人はいますか?
サイゼリヤにてNと話してたときにNが手帳をあけた
手帳の中に写真が何枚か入ってた
R「なぁ~その写真見せて?」
この言葉から自分達の話は始まった
R「コレお前?(笑)」
このとき見た写真はNの赤ちゃんの時の写真だった
N「可愛くない?(笑)」
R「うーん、可愛いのか?(笑)」
N「可愛いじゃん(怒)」
R「はいはい」
N「………(怒)」
R「わかった、わかった。可愛いって」
N「でしょう?(喜)」
R「その写真は?」
N「あ~コレ?」
この写真には3人の女の子が写ってた
一番左に写ってるのはNだけど真ん中の子と右に写ってる女の子は知らない子だった。
Nは高校の制服を着ていたので、すぐに自分の頭の中で高校の友達なんだろうと頭の中で解釈した。
自分から見ればなんてことのない普通な感じの女の子達だった真ん中の子は眼鏡をかけててマジメそうなイメージがあった。
右に写ってる子は髪を染めてて今時に何処にでもいるような派手でもなく地味でもないような普通な子
3人とも今見てみると若い
写真を二人で見ながらNに聞いてみた
R「この真ん中にいる子は?」
N「えっ?SPEEDのHIROだよ?」
R「えっ!?嘘?」
N「嘘じゃないよHIROじゃん」
確かによく見ればHIROに見えないこともないが、この写真は高1くらいの時の写真のせいか見分けがつかなかった
しかも普通の私服に何故か眼鏡…
TVの時見るHIROとは別人に見えた。
R「でっ!誰なの!?」
(まだ疑う自分)
別に聞いても誰であろうと相手を知ってるわけではないのに聞いてみるのはB型の好奇心?
N「だから~HIROだってば(笑)ほら写真のココ見てよ」
場所とか名前は忘れたけど確かに何処かのスタジオみたいな場所みたいだ!
R「あっ?この時15時20分だ(笑)」
全く関係ないけど写真に時計があったから何時に撮ったものかを言ってみた…笑
R「へぇ~HIROね~」
R「…で、こっちの子は?」
写真の右の子について聞いてみた
…すると
N「この子はね~病気で亡くなっちゃった」
R「………マジ?」
N「この子とすごく仲良かったんだ」
R「病気か…元気そうだけどね?」
N「うん、凄く強い子だったよ?入学して教室で見たときはさ?干し梅食べてて種をゴミ箱にペッって吐き捨ててたんだよ?(笑)」
R「へぇ~~(笑)」
N「入学したときは普通だったんだけど途中から学校に来なくなっちゃってね?2ヵ月に1回来る感じだったかなぁ~?」
R「そっか…」
N「この子ね…Aって言うんだけど?Aはね~高校入試の日に電車の中で倒れたんだよ」
R「…」
N「そこの駅員さんが助けてくれたんだけど倒れた駅で助けてくれた駅員さんにね?たまたまAと同じ年くらいの子が駅員さんにもいたらしくって、親切に高校に電話して説明してくれて高校の入試会場まで駅員さんがAを担いで連れてってくれたんだよ?」
R「へぇ…それで?」
N「それで、ちゃんと間に合って学校の保健室でテスト受けたんだよ」
R「保健室で受けれるんだ?」
N「うん。それで見事に受かってね?助けてくれた駅員さんに報告するために花束を持ってお礼をしに行ったんだって!」
R「…」
N「そしたら、その時助けてくれた駅員さんは、たまたまいなかったんだって」
N「だから、その日は駅の人に合格したことを伝えて、その日は帰ったんだってさ」
N「その駅員さんが、次の時に仕事しに行ったら、全員が拍手して迎えてくれたらしいよ?そこで、まわりの人からAが合格したことを知らされたらしい」
R「へぇ~良かったね?」
N「でしょう?その話をたまたま何処かから聞いた新聞記者の人から“取材したい”ってことで駅員さんとAは再会できたんだってさ」
R「へぇ~すっげぇ~いい話聞いたわ(^_^)v」
N「でもね?あの倒れたときが病気の前兆だったんだろうね」
R「…」
N「体育の時間に立ち飛びやったんだ」
R「立ち飛びって?」
N「立ってた場所から幅跳びみたいにさ?どれだけ飛べたかってやつだよ」
R「はいはい」
N「そのときにAがやったら“腰が痛い”って私に言ったんだ」
R「ふーん」
N「だから、そのときは“辞めときなよ”って止めてさ?学校のあと医者に行ったんだ」
R「…」
N「そしたらね…骨って何個も繋がってるじゃん?それがAの骨は何個もなくなってたみたい」
R「…」
N「それから病院で《癌》って言うのがわかってね?」
R「癌なんだ」
N「うん、それから入院して抗癌剤とかを投薬したから髪の毛とか抜けちゃってね?Aはもともとロングの髪だったんだけどね」
R「…」
N「だけど2ヵ月くらいに一度は学校に来てさ?やっぱりさ、みんな気を使ったらさ?Aも嫌じゃん?だからさ、みんなAに」
“おっ?A髪短くなったじゃん?似合ってんな?”
N「ってさ?言うんだよ!!でもAは強い子だから、そんなノリに楽しそうに返してたよ」
R「確かに強いな…」
N「でね?Aは強い子だから医者には自分で薬とかの話を聞いて治療の進め方を自分から決めてったんだってさ」
R「…」
N「でも抗癌剤って副作用強いからさ?薬を体の中に入れても口の中から薬の匂いがしちゃって、その薬の匂いで気持ち悪くなっちゃうらしい」
R「副作用強いらしいね?」
N「だから人にも逢いたくなくなっちゃうみたいだね?」
N「治療をしたんだけどさ、癌って再発する可能性が高いんだよね?」
R「うん、抗癌剤を投薬しても助かるのは30%だよ。アメリカか何処か行けばTS1って言ったかな?40%助かるみたいだよ?日本にはないみたいだけど」
N「そうなんだ?けどお金高いしね」
R「確かに…」
医学的に見たら癌は再発する可能性が多いのは確か。
再発すると死に至る可能性が高い
N「それで結局Aは再発してね?手術をすることになって胸を開いたんだって?心臓ってさ?人の真ん中よりちょっと左胸くらいにあるじゃん?だけど癌の腫瘍があって心臓が胸の右にあったんだって」
R「腫瘍が大きすぎて、押し込まれた感じか…」
N「それで医者は手の施しようがなくって開けた胸を何もしないで閉じたんだ。」
R「…」
N「再発のことを聞いた日に私たまたま学校に遅刻してね?Aから学校の廊下で聞いたんだけど、本人の前で号泣しちゃった…」
R「…」
N「余命がいくつ!ってなった時にAはSPEEDのHIROが好きだからってことで友達のツテで逢う約束をとることができたんだ」
R「…」
N「それがこの写真…」
N「私さタイミングがいつも良くってさ、HIROに逢う前日にAに電話したんだ?“最近どうよ”」ってさ
N「そんなときに明日HIROと逢うって話聞いて、Aが“一緒に行く?”ってなって私も逢いに行った」
R「…」
N「それで、そのまま死んじゃった。」
R「そっか…」
N「私お葬式でも、手紙読んだんだ……」
R「そっか。」
N 「Aはね?こう言ってたよ?《自分がツライのは良いけど、まわりの人が悲しむ姿見るのがツライ》って」
R「そうか…」
N「今も私のこれからの行方をAは上から見守ってる!」
R「そうか。」
命の尊さをメチャクチャ染みた。
なんか強い勇気というか…
頑張る気になるのは自分だけかな?
手帳の中に写真が何枚か入ってた
R「なぁ~その写真見せて?」
この言葉から自分達の話は始まった
R「コレお前?(笑)」
このとき見た写真はNの赤ちゃんの時の写真だった
N「可愛くない?(笑)」
R「うーん、可愛いのか?(笑)」
N「可愛いじゃん(怒)」
R「はいはい」
N「………(怒)」
R「わかった、わかった。可愛いって」
N「でしょう?(喜)」
R「その写真は?」
N「あ~コレ?」
この写真には3人の女の子が写ってた
一番左に写ってるのはNだけど真ん中の子と右に写ってる女の子は知らない子だった。
Nは高校の制服を着ていたので、すぐに自分の頭の中で高校の友達なんだろうと頭の中で解釈した。
自分から見ればなんてことのない普通な感じの女の子達だった真ん中の子は眼鏡をかけててマジメそうなイメージがあった。
右に写ってる子は髪を染めてて今時に何処にでもいるような派手でもなく地味でもないような普通な子
3人とも今見てみると若い
写真を二人で見ながらNに聞いてみた
R「この真ん中にいる子は?」
N「えっ?SPEEDのHIROだよ?」
R「えっ!?嘘?」
N「嘘じゃないよHIROじゃん」
確かによく見ればHIROに見えないこともないが、この写真は高1くらいの時の写真のせいか見分けがつかなかった
しかも普通の私服に何故か眼鏡…
TVの時見るHIROとは別人に見えた。
R「でっ!誰なの!?」
(まだ疑う自分)
別に聞いても誰であろうと相手を知ってるわけではないのに聞いてみるのはB型の好奇心?
N「だから~HIROだってば(笑)ほら写真のココ見てよ」
場所とか名前は忘れたけど確かに何処かのスタジオみたいな場所みたいだ!
R「あっ?この時15時20分だ(笑)」
全く関係ないけど写真に時計があったから何時に撮ったものかを言ってみた…笑
R「へぇ~HIROね~」
R「…で、こっちの子は?」
写真の右の子について聞いてみた
…すると
N「この子はね~病気で亡くなっちゃった」
R「………マジ?」
N「この子とすごく仲良かったんだ」
R「病気か…元気そうだけどね?」
N「うん、凄く強い子だったよ?入学して教室で見たときはさ?干し梅食べてて種をゴミ箱にペッって吐き捨ててたんだよ?(笑)」
R「へぇ~~(笑)」
N「入学したときは普通だったんだけど途中から学校に来なくなっちゃってね?2ヵ月に1回来る感じだったかなぁ~?」
R「そっか…」
N「この子ね…Aって言うんだけど?Aはね~高校入試の日に電車の中で倒れたんだよ」
R「…」
N「そこの駅員さんが助けてくれたんだけど倒れた駅で助けてくれた駅員さんにね?たまたまAと同じ年くらいの子が駅員さんにもいたらしくって、親切に高校に電話して説明してくれて高校の入試会場まで駅員さんがAを担いで連れてってくれたんだよ?」
R「へぇ…それで?」
N「それで、ちゃんと間に合って学校の保健室でテスト受けたんだよ」
R「保健室で受けれるんだ?」
N「うん。それで見事に受かってね?助けてくれた駅員さんに報告するために花束を持ってお礼をしに行ったんだって!」
R「…」
N「そしたら、その時助けてくれた駅員さんは、たまたまいなかったんだって」
N「だから、その日は駅の人に合格したことを伝えて、その日は帰ったんだってさ」
N「その駅員さんが、次の時に仕事しに行ったら、全員が拍手して迎えてくれたらしいよ?そこで、まわりの人からAが合格したことを知らされたらしい」
R「へぇ~良かったね?」
N「でしょう?その話をたまたま何処かから聞いた新聞記者の人から“取材したい”ってことで駅員さんとAは再会できたんだってさ」
R「へぇ~すっげぇ~いい話聞いたわ(^_^)v」
N「でもね?あの倒れたときが病気の前兆だったんだろうね」
R「…」
N「体育の時間に立ち飛びやったんだ」
R「立ち飛びって?」
N「立ってた場所から幅跳びみたいにさ?どれだけ飛べたかってやつだよ」
R「はいはい」
N「そのときにAがやったら“腰が痛い”って私に言ったんだ」
R「ふーん」
N「だから、そのときは“辞めときなよ”って止めてさ?学校のあと医者に行ったんだ」
R「…」
N「そしたらね…骨って何個も繋がってるじゃん?それがAの骨は何個もなくなってたみたい」
R「…」
N「それから病院で《癌》って言うのがわかってね?」
R「癌なんだ」
N「うん、それから入院して抗癌剤とかを投薬したから髪の毛とか抜けちゃってね?Aはもともとロングの髪だったんだけどね」
R「…」
N「だけど2ヵ月くらいに一度は学校に来てさ?やっぱりさ、みんな気を使ったらさ?Aも嫌じゃん?だからさ、みんなAに」
“おっ?A髪短くなったじゃん?似合ってんな?”
N「ってさ?言うんだよ!!でもAは強い子だから、そんなノリに楽しそうに返してたよ」
R「確かに強いな…」
N「でね?Aは強い子だから医者には自分で薬とかの話を聞いて治療の進め方を自分から決めてったんだってさ」
R「…」
N「でも抗癌剤って副作用強いからさ?薬を体の中に入れても口の中から薬の匂いがしちゃって、その薬の匂いで気持ち悪くなっちゃうらしい」
R「副作用強いらしいね?」
N「だから人にも逢いたくなくなっちゃうみたいだね?」
N「治療をしたんだけどさ、癌って再発する可能性が高いんだよね?」
R「うん、抗癌剤を投薬しても助かるのは30%だよ。アメリカか何処か行けばTS1って言ったかな?40%助かるみたいだよ?日本にはないみたいだけど」
N「そうなんだ?けどお金高いしね」
R「確かに…」
医学的に見たら癌は再発する可能性が多いのは確か。
再発すると死に至る可能性が高い
N「それで結局Aは再発してね?手術をすることになって胸を開いたんだって?心臓ってさ?人の真ん中よりちょっと左胸くらいにあるじゃん?だけど癌の腫瘍があって心臓が胸の右にあったんだって」
R「腫瘍が大きすぎて、押し込まれた感じか…」
N「それで医者は手の施しようがなくって開けた胸を何もしないで閉じたんだ。」
R「…」
N「再発のことを聞いた日に私たまたま学校に遅刻してね?Aから学校の廊下で聞いたんだけど、本人の前で号泣しちゃった…」
R「…」
N「余命がいくつ!ってなった時にAはSPEEDのHIROが好きだからってことで友達のツテで逢う約束をとることができたんだ」
R「…」
N「それがこの写真…」
N「私さタイミングがいつも良くってさ、HIROに逢う前日にAに電話したんだ?“最近どうよ”」ってさ
N「そんなときに明日HIROと逢うって話聞いて、Aが“一緒に行く?”ってなって私も逢いに行った」
R「…」
N「それで、そのまま死んじゃった。」
R「そっか…」
N「私お葬式でも、手紙読んだんだ……」
R「そっか。」
N 「Aはね?こう言ってたよ?《自分がツライのは良いけど、まわりの人が悲しむ姿見るのがツライ》って」
R「そうか…」
N「今も私のこれからの行方をAは上から見守ってる!」
R「そうか。」
命の尊さをメチャクチャ染みた。
なんか強い勇気というか…
頑張る気になるのは自分だけかな?